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  • 2014.08.26 Tuesday

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システモクラシ― SYSTEMOCRACY

造語の説明:


私は、現代の社会に生活していて、「システモクラシー(SYSTEMOCRACY)」という言葉が、どうしても必要であると考え、提案するようになりました。「システム主義社会」という意味です。


戦前のような帝国主義や軍国主義ではなく、今の世の中は、正に国民主権の民主的な社会、すなわちデモクラシーの社会ですね。


そもそも、デモクラシー(DEMOCRACY)とは、民主主義や民主主義政体や民主主義社会のことで、現在、私たちはデモクラシーの社会に慣れ切っています。この言葉はデモクリトスの名前に由来しています。


これとは対照的な社会として、アリストクラシー(ARISTOCRACY)があります。それは貴族主義や貴族主義社会のことであります。この言葉はアリストテレスの名前に由来しています。歴史的には、貴族が支配する社会が存在したようです。


さて今は、言葉を自由に造る時代ですから、ディグリオクラシー(DEGREEOCRACY)というのが造られました。それは学歴主義や学歴主義社会のことであります。「DEGREE」の意味は学位のことで、学歴を意味しています。学歴主義や学閥主義(門閥や閨閥を学問の閥に言い換えて)を言っているようです。


また、メリットクラシー(MERITOCRACY)という語が造られています。それは実力主義や実力主義社会のことです。「MERIT」とは、個人の能力や長所のことで、実力を意味しています。今の世の中は、正に実力主義社会と見てよいでしょう。

学ぶということは、生きて働く力を身に付けることです。学びの目的である「能力」を、アビリティとか、コンピテンシーとか、スキルなどと言っています。最近、人間力「ジェネリック・スキル」なんていう言い方もしています。


「○○主義社会」という英語は、元々ある名詞に「OCRACY」または「CRACY」を付けたもので、「○○主義」や「○○主義社会」や「○○主義国」と訳されているようです。

現代は情報化社会を脱し、正に情報社会となり、あらゆる仕組みがコンピュータ化され、システム化されています。こうした社会は、システム主義が当たり前になっていると思います。システム主義は、システムが中心に機能する社会という意味です。それなので、私は「SYSTEM」という言葉に、「OCRACY」を付けて、「SYSTEMOCRACY システモクラシー」と語をつくり、「システム主義社会」をこう呼ぶことを提案したのです。


普通の市民が、何をするにも、システムが全面に出てきます。郵便局へ行って、送金しようとすると、身分証明書を見せるように言われます。75歳になった時、自動車運転免許証を返納しましたので、今は「住基カード(住民基本台帳カード)」を見せるようにしています。大学の身分証明書などはダメなのです。世の中、普通の生活にも、お役所のシステム(仕組み)が関わります。それはもう「システモクラシ―の社会」でしょう。


こうした言葉を厳密に定着させるには、関係する学会の検証やマスコミなどの支持を得る必要があります。そして、言葉は、意味論(セマンティックス)的にも、統語論(シンタックス)的にも、語用論(プラグマティックス)的にも、検討が加えられるべきでありましょう。

しかし、一方では、簡単に言葉が生まれる社会的素地もあります。流行語大賞などもあって、皆さん、新語には注目します。流行るかどうか私には分かりませんが、人間の性(さが)として、新語は創りたいし、主張もしたいし、使いたいのです。



造った理由:


とかく私は「造語する」のが好きです。そのために英語の辞書などを見ますと、「OCRACY」という接尾語がついた単語が、10個以上見つかりました。参考のために、いくつかご紹介しましょう。


ARISTOCRACY(貴族主義社会)
AUTOCRACY(専制主義社会)
DEGREEOCRACY(学歴主義社会)
DEMOCRACY(民主主義社会)
HIEROCRACY(僧侶政治主義社会)
ISOCRACY(権力平等主義社会)
MERITOCRACY(実力主義社会)
PLUTOCRACY(金権社会)
PLUTODEMOCRACY(資本家民主社会)
TECHNOCRACY(技術専門主義社会)
TIMOCRACY(金権政治主義社会、名誉政治)


言葉は、その時々の実態を表すように造られ、さらに新しい意味や語用法が付け加えられ、その言葉に研きがかけられるのでしょう。



エピソード:


システム主義社会の特徴を考えてみましょう。店に行っても、客が自らサービスをして、本来店側のサービスであるはずのものを受けないでいて、みなさん平気です。大学の生協の食堂では、カフェテリア方式が当たり前で、客がお盆を持ち、並べてある料理を勝手に取り、レジまで持って行き、支払いをして、それからテーブルに着いて食事をします。


ファミリー・レストランの「ドリンク・サービス」も、「ベジタブル・サービス」も、「ケーキ・サービス」も、セルフサービス・システムですね。テーブルに腰かけて、待っていても、持って来てはくれません。これが現代社会に定着しているセルフサービス・システムなのでしょう。


そもそも、客は店からサービスを受ける立場にあるのですが、いつの間にか、セルフサービスを組み込まれ、店側にサービスさせられるようなシステムになりました。こんな姿は、いつ頃定着したのでしょうか。


思い出してみますと、「スーパー・マーケット」である「SSDDS(セルフサービス・ディスカウント・デパートメント・ストア)」が出現した頃から、安ければ客は店側のサービスを自ら買って出ることに馴らされてきました。セルフサービスは、「客持ち=客側の作業」になったのです。


今は、銀行のATMなど当たり前になっていますが、ATMの前のCD(キャッシュ・ディスペンサー)の頃から、そう躾けられてきています。私たちは正にシステム主義に慣らされている生活をしています。私は、これにも気付いて欲しいと思って、この「システモクラシ―」という言葉を造りました。



公表文献:

この言葉を公表した文献はありません。
2010年のやる気研究会のアーティキュレーション講座で、公表はしました。


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  • 2014.08.26 Tuesday


講師のご紹介 【向塾】

大和 可也
(やまと かや)

1944年生まれ。高知県出身。
早稲田大学文学部卒。
教育プロデューサー。

大学卒業後1969年〜1987年 (株)学習研究社勤務。 独立後、メディアプロデューサーとして活躍。
その後、大学講座演出、プロデュースを手掛ける。

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相澤 将之
(あいざわ まさゆき)

1942年生まれ。東京都出身。
法政大学経営学部卒。
元東京リコー社長。

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石桁 正士
(いしけた ただし)

1936年生まれ。和歌山県出身。
和歌山大学学芸学部(現教育学部)卒業。(教育学士)
大阪市立大学大学院工学研究科修了。(工学博士)

京都大学、大阪大学を経て1970年に大阪電気通信大学助教授に就任。その後教授を経て2007年名誉教授となる。
やる気研究会の主宰や情報教育学研究会(IEC)の発起人として活躍し、現在大阪電気通信大学の客員研究員として教育の研究に従事。

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