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  • 2014.08.26 Tuesday

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経営改革シリーズ 「全社一丸、顧客基点の経営改革」

トヨタ自動車、奥田前社長との出会い、教えが私の東京リコーでの経営改革挑戦に大きな影響を受けた。

1994年私は離れがたき東北を跡にして、名古屋に着任した。

着任後すぐ、当時の管理部長から名古屋の印象について説明を受けた。

「名古屋は都会でありながら、日本一の田舎と言われている。名古屋人が、皆それを認めていると聞かされ驚いた。 そのうち分かりますよ!!


東京の言葉は「バカ」大阪は「アホ」名古屋は「たわけ」という言葉がありますが、この意味は、先祖代々土地(田)を他人に分けてはならない。すなわち、「田分けをするな」の意味だそうだ!

従って名古屋の良いところは、一族郎党の絆が強く、郷里を大切にする。

しかし、転勤を最も嫌う人種である。また、なかなかよそ者を入れない文化が根付いている。
それが日本一の田舎と言われる由縁なのだ。

でも、その日本一の田舎と呼ばれる地域に世界を代表するトップ企業のトヨタが存在するのも驚きの一つである。

私は名古屋着任後、一年ほど経って、リコーの元社長、浜田広氏の紹介で当時の奥田社長にお会いする機会を得た。本社、工場一体化した大きな敷地面積の中に新鋭設備の整った、実に整理整頓の行き届いた工場があった。さすがトヨタの工場だけあると感心した。


しかし、奥田社長の社長室は極めて質素なのに驚いた。こういうところが無駄を徹底的に排除するトヨタ精神だと思った。(今は名古屋駅前に立派なトヨタビルがあります)


さて、話を戻しますと、奥田社長との会話は次の通りです。
挨拶の際、私の方から「天下のトヨタの社長の使命、役割は何ですか?」と唐突に訊ねた。奥田社長は「トヨタと言えども、車づくりの思想が完璧であるわけではない。


ただ、技術の高さを誇り、“安い”“軽い”“乗り心地”の考えを主に車づくりをしてきただけです。これからはグローバル化が進むため、今まで経験したとがない変化が予測されるので、長い歴史と伝統に馴れるのではなく、今こそ変化しなければならない。

『変えない事は最も悪いことだ』お客様ニーズはすごいスピードで変化しているだけに、、今までとは異なる新しい思想、コンセプトでなければ、会社は競争に勝てない。生き残っていけない。

それを変えるのが社長の仕事です。

これからの車づくりは“安全(命)”“エコ”がキーワードだ」と明言された。その後トヨタは社長の主張する新しいコンセプト、戦略で「プリウス」「ヴィッツ」等の新製品を次々と発売し、世界に先駆けた新しいハイブリッドのイメージを作り上げた。

この奥田社長の教え「変えない事は最も悪いことだ」という考えに、私も大きな影響を受け、東京リコーの会社、経営改革に着手することになった。



 

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講師のご紹介 【向塾】

大和 可也
(やまと かや)

1944年生まれ。高知県出身。
早稲田大学文学部卒。
教育プロデューサー。

大学卒業後1969年〜1987年 (株)学習研究社勤務。 独立後、メディアプロデューサーとして活躍。
その後、大学講座演出、プロデュースを手掛ける。

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相澤 将之
(あいざわ まさゆき)

1942年生まれ。東京都出身。
法政大学経営学部卒。
元東京リコー社長。

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石桁 正士
(いしけた ただし)

1936年生まれ。和歌山県出身。
和歌山大学学芸学部(現教育学部)卒業。(教育学士)
大阪市立大学大学院工学研究科修了。(工学博士)

京都大学、大阪大学を経て1970年に大阪電気通信大学助教授に就任。その後教授を経て2007年名誉教授となる。
やる気研究会の主宰や情報教育学研究会(IEC)の発起人として活躍し、現在大阪電気通信大学の客員研究員として教育の研究に従事。

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